新しい職場で、晴れ晴れとスタートを切ろうと思ったのに、なんか自分だけ冷たくされていて辛い…
誰だって最初は慣れない職場で人間関係は悩むものです。
筆者も転職を6回経験しましたが、毎回最初の3ヶ月は人間関係がわからずに苦労しています。
しかし、それが度を越して「新人に冷たくあたる」ことが常態化している場合、新人を潰す恐ろしい職場かもしれません。
そこで、当記事では、新人に冷たくあたって潰してしまう職場の背景から、対処法まで解説していきます。
新人に冷たい職場の特徴
自分の置かれた状態が異常なのか、それとも普通なのか、気になりますよね。
そこで、限度を越して新人に冷たい職場の特徴をあげます。
- 教育体制ができていない
- 入れ替わりが激しい
これらの特徴に当てはまったら、今後の対応をしっかりと考えないといけません。
そのまま働くと、ずっと新人であるあなたに冷たくして、潰されてしまう可能性があります。
教育体制ができていない
新人教育のプログラムや、一般的なマニュアルなどがない場合は新人に冷たくあたりやすいです。
その理由は、どうやって教えていいかわからず、教える側も不安だからです。
不安になるのは以下のような背景があると考えましょう。
- どう教えれば良いかわからない
- 忙しさのあまり、丁寧に教えられない
- 指導者を管理する人がいない
- 指導の基準値がわからない
教える側が不安であれば、丁寧に教える方が新人もしっかり理解できるのですが、焦るあまり冷たくあたってしまう可能性があります。
マニュアルなどを見ずに、個人の裁量で指導している場合に冷たく当たられたら、教えている側も不安だと思って接しましょう。
積極的に質問し、自ら教わる姿勢を見せると、信頼関係が築けて改善する可能性があります。
入れ替わりが激しい
当然のことながら、冷たく当たられて良い気分になる新人はいません。
耐えられなければやめてしまいます。
新人への当たりが強い場合は、早期での離職率が高く、入れ替わりが激しい職場と言えるでしょう。
実際に、筆者が働いていた職場も、入社4ヶ月の筆者よりも新しく入った人が3人もいるという異常な職場でした。
入れ替わりが激しいことにより、「どうせ優しくしても辞めるだろう」という悪循環に陥っている可能性があります。
その場合は、新人同士で仲良くなるなどして、信頼できる仲間を作ることがおすすめです。
仲間と不安な気持ちを語り合うことで、かなり精神的に落ち着きます。
新人に冷たく当たる理由
では、具体的にどうして新人に冷たくあたってしまうのかを説明します。
その原因が「上司・先輩」にある場合と、「新人」にある場合で分けて解説しています。
もし自分の直すべきところがあれば、今すぐに改善してみましょう。
上司・先輩側の理由
上司・先輩の理不尽な理由で冷たく当たられる原因は、以下の8点が考えられます。
- 教え方が自己流
- 自分の新人時代と比べる
- 標準的な新人のレベルがわからない
- 指導することがプレッシャー
- プライベートでのストレスを抱えている
- 自分に自信がない
- 過度に期待している
- 仕事に対してストイック
このような原因を見てどう考えますか?
ずいぶんと自己中だなー!
そうなんです。
新人にはどうしようもない理由がほとんどです。
つまり、上司や先輩側の理由で冷たく当たられている場合は、無視してOKです!
また始まったよ、やれやれ
このくらいドライに考えても問題なさそうですね。
理不尽に冷たく当たられている場合は、あまり気にしすぎずに目の前の仕事に集中しましょう。
もしどうしても働くのが辛い場合は、気力があるうちに転職活動を始めましょう!
「新人でスキルも対してないのに転職できるの?」と不安なあなたも大丈夫。
私も2年目で転職を決めました。
今の職場でネガティブな気持ちで頑張るよりも、心機一転新しいところでスキルを積む方が将来的なキャリアアップにつながる気がします。
もし転職活動が不安だったらリクルートが運営する第二新卒やフリーターのための転職サイト
スキルに不安があっても大丈夫。
まずは相談して自分の可能性を探ってみましょう。
新人側の理由
冷たく当たられる理由は、新人側にもある可能性もあります。
俗にいう「生意気な新人」であると、反感を買うので冷たくされてしまうことも。
新人側が教わっている時に絶対にやってはいけないことを紹介します。
- メモを取らない
- 時間にルーズ
- コミュニケーションを避ける
- ジェネレーションギャップ
メモや時間は社会人として最低のルールです。
稀に、メモを取らなくても仕事を覚えられる超天才な新人もいるかもしれません。
その場合、使わなくても良いのでメモはとっておきましょう。
メモをしっかり取るという姿勢だけで、先輩や上司の好感度が上がり、接し方も改善する可能性があります。
冷たくされて怖いからといって、コミュニケーションをとらないのは逆効果の可能性があります。
上司や先輩も、実は新人にどのように評価されているのか気になっており、フランクに会話できていないかもしれません。
昨今はハラスメントが厳格化されており、発言自体に気を遣う管理職も増えてきました。
その場合は、新人から積極的にコミュニケーションをとる姿勢を見せましょう。
上位や先輩も、たくさん相談や会話をしてくれると気分が良くなります。
なので、怖がらずにコミュニケーションを取ってみることも大切です。
ジェネレーションギャップがあり、なかなか会話のネタがないと、話が続かずに冷たいと感じてしまうこともあります。
その場合、あまり世代間で大きく異なる話題は避けながら会話を弾ませる工夫を考えてみましょう。
具体的には、仕事の内容や質問であれば、十分会話のネタとして使えます。
このように、自分側に原因があることも踏まえて行動してみると、もしかしたら周囲の態度が変わってくるかもしれません。
中途採用で冷たく当られる場合
新卒の新人ではなく、中途や未経験転職で冷たく当たられている場合もあるでしょう。
その場合、以下の理由が考えられます。
- 即戦力を求められていた
- 職場ならではのルールに対応しきれいていない
- 余計なプライドがある
まず、即戦力を求められていた、もしくはもっと期待されていた場合、思ったよりも指導に時間がとられるので、上司や先輩がイラついている可能性があります。
その場合は、自分が一人で仕事を行なっているような意識で臨みましょう。
若いうちは一生懸命さだけでも評価されましたが、中途や転職となると話は変わります。
また、同じ職種への転職でも、細かいルールは職場ごとに変わっていることが多いです。
その際に、前の所のやり方が抜けないと、上司や先輩は面倒に思って冷たくあたっている可能性があります。
手間かもしれませんが、細かい職場ならではのルールをしっかり覚えるまでは、こまめにメモをしたり注意されたことを振り返るようにしましょう。
中途の場合は、もし転職後に指導する先輩が自分より若いことがあっても、その職場では後輩なのでプライドは捨てて一から学ぶ姿勢をとりましょう。
ある程度慣れてきてからベテラン感を出す方が、すぐに溶け込めます。
パートで冷たく当たられる場合
パートで働き始めて、周囲から冷たく当たられることもあります。
実際に筆者の周りでもパート勤務で正社員に冷たく当たられた友人がいました。
当てはまるかわかりませんが、理由の一つとして「自分独自にパートと正社員の線引きをしている」というのがあげられます。
どこからどこまでがパート勤務の仕事で、どこからどこまでが正社員か、という分け方がはっきりしていないことが原因です。
具体例としてをあげます。
パート勤務のAさん。
正社員であるBさんに、金銭管理を手伝ってほしいと頼まれました。
Bさんは契約などで忙しく、Aさんに金銭の簡単な管理をしてもらって最終的に自分がチェックしようと考えたのです。
そこで、Aさんは「パートなので責任のある仕事はできません」と断りました。
この場合、責任のある仕事はしたくありませんというパートのAさん。
しかし、簡単な金銭管理はパートでも可能と考えているBさんとの間に認識のずれが生じてしまっています。
そのほかにも、「パートなのに委員会に入らなければいけない」などということもよくあります。
その際、正社員とパートの間で温度差が生まれると、新人のパートに対して冷たい態度になってしまうかもしれません。
このようなパートと正社員との業務内容の差は、しっかりと雇用契約書に明記されていれば良いのですが、あまりそのような職場はありません。
なので、コミュニケーションを取って、仕事内容の差を取り決めを考えられるようにしましょう。
どのくらい耐えれば良いのか
転職を6回経験した筆者の経験上、おおよそ3ヶ月から半年くらいをめどに人間関係にも慣れて働きやすくなります。
ただ、個人差はもちろんあるので注意してください。
新人へ冷たくすることが日常化しており、常にいじめのようにターゲットになっている場合、心身ともに壊す可能性が高いので注意しましょう。
どうしても耐えられなければすぐに辞めましょう。
心身が壊れてしまってからでは回復にかなりの時間がかかってしまいます。
辞めるのもなかなか大変なので、本当に辛かったら退職代行も視野に入れましょう。
退職代行は不安という方でも、この実績を見れば安心して相談できますね。
私も一度相談だけしたことがありますが、本当に丁寧でした!
ぜひ辛くて耐えられなければ退職代行も視野に入れましょう。
すぐできる対処法
では、明日からできる対処法を解説します。
新人で慣れない職場、さらに冷たい態度で疲弊しているかもしれませんが、行動を変えることで状況が好転するかもしれません。
簡単なことから始めてみましょう。
言われたことはメモを取る
簡単なことですが、上司や先輩から言われたことは必ずメモしましょう。
メモをして、次は間違えないように工夫しているということをアピールするのです。
しかし、アピールだけではもちろん意味がありません。
実際に仕事で成果を出せるように頑張りましょう。
メモを取ってもわからない場合は、積極的に質問します。
どこが、どう、わからないのかを明確にしてから質問しましょう。
質問力を上げることも働く上では重要になります。
自分がどこでつまづいて、どの部分がわかっていないのかを、上司や先輩に相談し、仕事を覚えていくことで仲間として認められるようになります。
色々な人に話しかけて味方を探す
会社の他部署など、いろいろな人に積極的に話しかけてみましょう。
すでに職場で冷たく当たられていると、話しかけることすらためらってしまうかもしれません。
その場合は、同期や歳が近い人をなるべく見つけて会話してみるのがおすすめです。
案外、同じように悩んでいるかもしれません。
また、直接自分が指導を受けていない先輩などとの会話にも挑戦しましょう。
実際に自分が客観的にみて仕事を覚えているのか、もしくはもっと頑張らなければならないのかがわかります。
それ以上に、もしその先輩が心置きなく話せる雰囲気だった場合は、何かあった時に相談できるので非常に助かります。
なので、怖いかもしれませんが慣れるまでの間はいろいろな人に話しかけてみましょう。
SNSやオンラインサロンを利用する
もし、実際の会社で気の合う人や安心できる先輩がいない場合は困りますよね。
そのような時は、SNSやオンラインサロンを活用するのがおすすめです。
SNSで同じような悩みを持つフォロワーさんと交流したり、オンラインサロンで自分のスキルアップを図れたりするので、オンライン上でのつながりを見つけてみると面白いです。
注意点として、SNSを利用する際は、いつどこで誰がみているかわからないので、ネガティブな発言や個人を特定できるような発言を控えましょう。
デジタルタトゥーになりかねないため、発言する際には攻撃的な言葉は避けるようにします。
そして自分の悩みや解決法などを発信することで、他の誰かが救われることもあります。
WEBの世界もうまく活用しましょう。
レッツ朝活サロンというオンラインサロンに入会しています!
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また、筆者も自分の経験から職場運がないときは自分で仕事を作れば良いと感じています。
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思い切った対処法
ちまちま改善している余裕がないくらい、疲れている場合は思い切った対処法を取る必要があります。
心身ともに疲弊して、動けなくなってしまう前に行動することが大切です。
実際に私が経験した方法をご紹介します。
ハラスメント相談窓口に相談する
あまりに無視されている場合はパワハラに該当する可能性があります。
引用:厚労省『ハラスメントの類型と種類』より
自分の会社のハラスメント対応窓口に相談しましょう。
もし、相談窓口がわからない場合は、労働基準監督署などの専門機関に連絡します。
ハラスメント対応窓口は、全ての企業で義務化されているはずですが、周知されてないと利用できません。
ハラスメント対応窓口が知りたい場合は、会社の総務などに確認するとわかります。
転職
長く働いていても、人間関係が悪く、明るい未来が見えない場合は転職を考慮しましょう。
転職自体はかなりのリスクですが、転職活動はノーリスクです。
元気なうちに求人情報などに目を通してみることで、良い転職先が見つかることがあります。
逆に、切羽詰まってしまい、「今すぐやめたい!転職したい!」と思った時には遅いです。
転職は情報と事前準備が非常に大切なので、今すぐの転職は失敗するリスクがあります。
もし、すぐにでも転職したい場合は、キャリアコンサルタントやキャリアコーチが対応してくれる転職エージェントを利用します。
ハローワークの職員は転職のプロではないので注意しましょう。
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まとめ:限度を超えたら自分から逃げる準備を!
あまりに辛い場合は、まず逃げます!
その上で、精神的にも大丈夫だと思えば、今の職場で明日からできる内容に取り組んでみてください。
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